オーソライズド・ジェネリック（AG）とは
ジェネリック医薬品を利用する人は増えています
ジェネリック医薬品とは後発医薬品のことで、先発医薬品の再審査期間や特許期間の終了後に、その他の製薬企業が後発で製造・販売している医薬品です。
東京都が行った調査では、ジェネリック医薬品を知っていると回答した人のうち、ジェネリック医薬品を使ったことが「ある」と回答した人は91.9％で全体の9割を上回っています。
しかし、ジェネリック医薬品を初めて利用される方にとっては、先発医薬品と効き目の違いがあるかなど不安な思いをされることもあるでしょう。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含有しており、効能・効果や用法・用量も基本的には変わりませんので、安心してご利用いただける医療用医薬品です。
令和2年3月東京都福祉保健局 後発医薬品（ジェネリック医薬品）に関するアンケート結果
「ジェネリック医薬品への 疑問に答えます 」平成24年7月 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/kouhatu-iyaku/dl/02_120713.pdf
オーソライズド・ジェネリックという新たな提案
後発医薬品の中には、オーソライズド・ジェネリック（AG:Authorized Generic）と呼ばれるものがあります。これは、先発医薬品の特許権を有している会社から特許実施許諾を受け製造販売される後発医薬品のことです。一般的には「有効成分・原薬・添加物・製法※」などが先発医薬品と同一である後発医薬品をいいます。
※ 契約の内容によって異なります
先発医薬品とオーソライズド・ジェネリックの比較
| 先発医薬品 | オーソライズド・ジェネリック |
|---|---|
| 有効成分 | 同一 |
| 製造技術 | 同一※ |
| 原薬 | 同一※ |
| 添加物 | 同一 |
| 製法 | 同一 |
| 製造工場・製造ライン | 同一※ |
※ 同一でない場合もあります。
協和キリンフロンティアのAG
協和キリンフロンティアは、2019年8月に国内で初めてバイオ医薬品のAGを発売いたしました。医療費抑制を目指して、AGをご提案いたします。